区民とのあゆみ
区民集会
千代田区は当分の間、人口増加の傾向が続くことが見込まれていますが、わが国の人口は減少傾向に転じ、経済等活力の低下が懸念されています。また、区民の命や暮らしに直結する様々な課題は、少子・高齢化の進展、首都直下地震、地球温暖化等、複雑多様化しています。
連合町会と区議会は、このような地域が抱えるさまざまな課題について、住民が一体となって議論する場を確保することを目的に、昭和58年から「区民集会」を開催してきました。
この区民集会の企画及び運営には、連合町会長8名と区議会議員で構成する「区民集会運営協議会」があたっており、住民組織と議会が一体となって地域の課題に取り組む例は全国的にもめずらしいものです。
これまでの区民とのあゆみ
過去には区民集会のほか、相続税軽減を求める区民総決起大会、固定資産税・相続税の大幅減税を求める都心6区区民大会、固定資産税・相続税の大幅減税を求める千代田区民会議セミナー等も行っております。
実施状況の一覧はこちらをご覧ください。
取組み
お濠の浄化
千代田区議会では、平成27年3月に神田川・日本橋川の再生・活用を推進する理念を示すため、「水辺を魅力ある都市空間に再生する条例」を議会提案で制定しました。その後、区では、国や都、周辺区や民間事業者と連携し、濠や河川の水質改善等、良好な水辺環境再生等の取組みを実施しています。しかしながら現在のお濠は、夏になると水草やアオコが多量に発生し、景観が損なわれると共に悪臭が発生する等の問題が生じています。
それらを改善する取組みの一環として、令和3年度から「お濠の浄化」を区民集会のテーマとし、民間が運営する大手濠の浄化施設の視察やお濠の現状等を把握するための勉強会を行うことで知識を深め、水質浄化に向けた取組み等に対して区へ予算要望書を提出しました。
令和4年度は、水辺環境の向上に取り組まれており、お濠の浄化にも造詣の深い中央大学名誉教授、同大学研究開発機構教授 山田 正氏を講師にお招きし、区民集会を開催しました。その中で、お濠の浄化に向けた要望を関係機関に提出する事を確認しました。
詳しくは講演会をご覧ください。
水辺の利活用について
本区を流れる神田川・日本橋川は、かつて江戸城の濠へと通じる川として、物資の輸送や人々の交通機関として利用されていました。しかし、歴史の流れと共に輸送手段は水路から陸路へと変化し、川は氾濫や水害、その他治水としての印象が深くなり、生活者の意識は希薄になっています。
その中で今一度、川が持つ魅力を考え、その活用等に関し議会自ら発案し、推進していくための基本理念や、区と区民の責務を明らかにするため、議会は平成27年に「水辺を魅力ある都市空間に再生する条例」を制定し、協議会においても平成28年から「河川の利活用」・「水辺の利活用」をテーマに議論・勉強会を重ねてきました。
平成30年度は、水辺環境に精通した5人の講師をお招きし、区民集会を開催しました。その中で、濠や河川の水質改善に向けた要望を関係機関に提出することを確認しました。
詳しくは講演会をご覧ください。
防災と地域コミュニティ
東日本大震災の発生により、都心の災害に対する脆弱性が浮き彫りになり、区民の防災への関心がますます高まりました。これを受け、平成24~26年度にかけて開催した区民集会では、災害の発生時にどう対応すればよいか、日頃からどう備えておくべきか、といったテーマに重点が置かれました。
平成24年度は「東京の震災を考える―そのとき千代田は?わがまちは?―」をテーマとし、首都直下型地震等による被害やその対策について理解を深めました。
平成25~26年には、地域コミュニティの醸成が防災対策の視点からも大切であるという認識のもと、「災害につよいコミュニティづくり ~マンションと地域コミュニティ~」をテーマに、講演会(平成25~26年度)やパネルディスカッション(平成26年度)を行い、マンション管理組合関係者や消防署・消防団関係者等も交えて議論を行いました。
詳しくは講演会をご覧ください。
お問合せ
調査担当
電話番号:03-5211-4297(直通)
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